子ども達のために僕らができること

破天荒な小学校教員が言いたいことを言うブログ

子どもに必要なたった2つの力

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世のお母様方や、教育に悩む皆さん。

 

 

子どもにどんな力を身につけさせたら良いか悩んでいませんか?

 

 

僕が子どもに必要だと思う力はたった2つ

 

 

・自分のやりたい事にとことん熱中する力

 

・誰かと協力して一人じゃできない事をする力

 

これだけです!

 


この2つの力を持っている子どもは、あまりにも少ないです。

 

 

大人になれば、ほぼ全滅ではないでしょうか。

 


僕は、これからの時代を生きていく子ども達にとって、この2つの力が何よりも必要な力だと信じています。

 

 目次

 

〇自分のやりたい事にとことん熱中する

 

人は、何かに熱中する事でたくさんの事を学びます。

 


僕は小2の頃、ミニ四駆作りにドハマりしました。

 

何台も何台もミニ四駆を作り、友だちのミニ四駆より、1秒でも速くなるにはどうすれば良いか寝る時も考えていました。

 


モーターをドラゴンモーターにして、電池を電力の強いものに変えて、ボディを軽くして…

 

 

と、あれこれ夢中で試していました。

 

 

ミニ四駆の説明書を見なくても作れるようにもなって、その辺にある物を使って改造したり車体を作ったりできるぐらいでした。

 

 


それから2年経ち、小4で理科の電気について勉強していた時です。

 

 

教科書の挿絵を見ただけで内容が全部わかっちゃったんです。

 


また、大学生になって、図工の授業研究でおもちゃ作りをした時の事です。

 

 

その辺の端材を寄せ集めて、輪ゴムで走る車のおもちゃを作り周りを驚かせました。

 

要するに



熱中して、実際に手を動かして覚えた事は、いつまでも自分の中に残るんです。

 



同じような経験は、誰しも1つや2つあると思います。

 


小説にドハマりして、現代文の成績はいつもめっちゃ良かったとか

 

桃太郎電鉄に熱中しすぎて、日本地図と地名ほとんど覚えたとか

 

ゲームで「ファイア」とか「サンダー」とかの英単語を覚えたとか

 


想像してみてください。

 


自分が昔ハマった事に今も熱中していたとしたら…。
親や教師に止められず、心行くまで。没頭していたとしたら…。

 

 


何歳になっても残り続けるモノが、あなたの中に今よりもっとあったと思いませんか?

 

 


「やりたい事が見つからない…」


「自分に自信がない…」

そう思う人が、もっと少なくなっていたんじゃないかって思いませんか?

 


僕は思います。

 


子どもの時から、周りの評価を基準に行動していると、数年もすれば自分のやりたい事が完全にわからなくなり、誰かに指示されないと動けなくなります。

 

 

そして、誰かから褒められないと自信が持てなくなるのです。

 


今の若い人達が悩んでいるのは、自分を殺し続けてきた結果です。

 


そのままでは近い将来、AIやロボットに取って代わられる人間にしかなれません。

 


人は、自分の心の声、情熱、欲求を基準に行動する事が自然なんです。

 

 

それはAIやロボットには決して真似できないことなんです。

 

 


大人も子どもも、自分のやりたい事に熱中しましょ!

 

 


すると、スキルや知識が勝手についてきます。それでいいんです。

 

 


もしこれを読んでいる人で「やりたい事がわからない」となったら、お金とか時間とか他人の目を気にせず、

 

 

 


今の自分が食べたい物は何か考えてみてください。


今の自分が行きたい場所はどこか、会いたい人は誰か考えてみてください。

 



それを実現する所からリハビリスタートです。

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〇誰かと協力して一人じゃできない事をする

 

 

4歳や5歳ぐらいの頃、砂場遊びが好きでした。

 


何人もの友達と、砂場中の砂をかき集めて、大きな山を作って、水で固めて、トンネルを掘って、坂道を作って、ビー玉をいくつも転がしました。

 



誰かが綺麗な枝を拾って来て山の頂上に立てた時、

 

 


「この山は最高の山だ!自分達は世界最高のチームだ!」って気分になりました。

 

 


あの達成感と仲間への信頼感は、いつまでも忘れることができません。

 


大きくなってからも、気の合う友達と何かやったり、時にはSNSで繋がった会った事のない人と企画をしたりもします。

 

 

 

すると、自分だけでは達成できなかった課題が達成できるんです。

 

 


それがチームの素晴しい所です。

 

 


僕は、子ども達にもチームで協力する力を身に付けてほしいと思っています。

 

 

 


理想は、あの砂山を作った時のように、自分の得意な事・好きな事を生かしながら協働できるチームです。

 

 


トンネル掘りの名人

 

砂集めと山作り職人

 

水で山を固めたら良いって思いつくアイディアマン

 

別グループの子からビー玉を借りてくるコミュニケーションのプロ

 



そんなメンバーが集まってできたのが、あの砂山でした。

 


それぞれの得意な事を最大限に活かし合って、チームとして最高のパフォーマンスを発揮すること。

 

 

 


これは現在のビジネスシーンでも必要とされている力ではないでしょうか。

 

 

 

 


SNSで世界中の誰とでも一瞬で繋がれる今の時代では、自分の得意分野を活かしながら、全く異なる分野の人と協働して、とんでもなく面白いものを生み出すことだって可能です。

 

 

むしろ、それができる人こそ必要とされる時代だと思います。

 

 


皆さんは、自分の得意な事をはっきりと言葉にできるでしょうか? 

 

 


それを発信して、誰かと協力し、一人じゃできなかった何かを達成できるでしょうか?

 

 

 


子ども達はそんな力が身に付く環境にいるでしょうか?

 

 

 


今の学校では「全体を統一して皆で一緒に何かすること」が協力だと思われがちです。

 

 

 

 

個の主張はわがままと捉えられ、皆と同じである事が協調性だと勘違いされています。

 

 

 


はっきり断言します。それは間違いです。

 

 

 


集団の全員が「同じ事をする」「同じ方向を向く」という事自体は何も悪い事ではありません。

 

 


問題は違う事をしたい」「違う方向を向きたいという子どもにまで、同調圧力や叱責によって行動をコントロールすることです。

 

 


それは協力でも、協調でもなく、支配です。

 

 


そんな支配を受け続けた子どもが大人になった時、多様性を受け入れて協力することができるでしょうか?

 

 


僕は、自分がされたように、人を支配しようとする大人になると思います。

 

 

 


砂場の子ども達のように、自分達の意志で力を合わせる事こそ協力です。

 

 


見かけだけの全員一致ではなく

 


純粋に仲間を信頼して何かを成し遂げたいと思う情熱と、共感し一緒に成し遂げようとしてくれる仲間こそが大切なんです。

 

 


それさえあれば、何だってできる気がしてきませんか?

 

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〇まとめ

 

 

僕がなぜ

 

 

・自分のやりたい事にとことん熱中する力

 

 

・誰かと協力して一人じゃできない事をする力

 

 

を大切にしているか分かって頂けたでしょうか?

 

 


今の学校教育や社会の風潮では、このどちらも育ちにくいと思っています。

 


まずはその環境を変えていく事から、未来の教育への道は開かれると信じています。