子ども達のために僕らができること

破天荒な小学校教員が言いたいことを言うブログ

子ども達に僕らができること

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夏休みが終わり、2学期が始まります。 


子ども達の自殺が最も増える夜です。

 
子ども達が、自分の人生に最も絶望する夜です。

 

 子ども達に僕らができることは

 

 子ども】を、厳しい社会で耐えられるように育てる事じゃなく

 

 社会】を、誰だって自分らしく生きていけるように変える事だと思います。

 

 

今の学校は、子どもを厳しい社会で耐えられるよう、落ちこぼれたり、変にならないように均一化しようとします。



決められた同い年のクラスメイト達と教室に通い

チャイムが鳴ったら決められた席に座り

決められた科目の教科書を開き

皆と同じ課題をこなし

皆と同じ格好で

皆と同じルートを歩むことが求められます。



だけど、そんな学校に耐えられない子たちはたくさんいます。

 

 

勉強が嫌いだったり

運動が苦手だったり

話すことが苦手だったり

皆と一緒よりも一人が好きだったり

ルールを守るのが苦痛だったり

生まれた国が違ったり

見た目や分かる事が違ったり



そんな風に、『皆と同じ』に息苦しさや生き辛さを感じる子たちがたくさんいます。

そんな子たちを叱責し、『皆と同じ』に染めてしまう事が、私たちのやるべき事ではないはずです。

社会に出たら皆と同じじゃなきゃいけない」なんて曖昧な理由で、子どもを支配する事が教育ではないはずです。


 

【学校】は社会の縮図だって言われています。

 


理不尽で、個人の尊厳よりも、規則や集合体が優先されて、たくさんの子ども達が心を病んでいく様子は、本当に社会そのものです。

皆と違う事が理由で、教師から叱責される子を見た周りの子たちは「あいつは攻撃しても良いんだ」と思い始めます。



何で宿題してこないんだよ

何でいっつも忘れ物すんの?

お前だけずるい

お前だけこんなこともできないの?ww




周囲から責められ続けた子どもの心は、首を絞められるように少しずつ壊れていきます。




「私は変なんだ…」

「私は異常なんだ…」

「私はおかしいんだ…」

「私がいけないんだ…」




だから私は生きてちゃいけないんだ


って。



そんな学校に心を殺されて、自分を殺してしまうなら、順応なんてしなくて良い。

逃げて良い。自分の心も体も傷つかない場所に逃げて、ゆっくり休んで良い。



将来の事なんか今はどうだって良い。 

 

 

そんなこと、心も体も元気になってから考えれば良い。



死んでしまったら将来なんていくら考えたって意味無いんだから。

心が殺されたら、将来に希望なんて持てなくなってしまうんだから。



 


これを読んでいる大人の方の近くに、もし、学校が嫌だと言っている子がいるなら、受け入れてあげてください。


「今まで辛かったね。よく頑張ったね」って抱きしめてあげてください。

 

 


辛いのを我慢して無理して辞めたがってる人間に「もっとがんばれ」は禁句です。

 

 

もし応援するのなら、逃げる背中を押してあげて下さい。

  

 

世間体や学校よりも、あなたの笑顔が何よりも大事だということ、あなたの命は何ものにも変えられない尊いものだということを伝えてあげて下さい。

 

 

そしてどうか、そうやって自分の命や尊厳のために勇気を出して学校から逃げた子を、非難しないであげて下さい。

 

  


「がんばったね」って抱きしめてあげて下さい。

 

 

 

教師の僕がこんな事言うと「無責任だ!」と思われるかもしれませんね。もちろん僕らもやれる事を全力でしていきます。

  

 

だけど何よりも大事なのは子どもの命です。

 

 

教師の評判でも、学校の体裁でもありません。
僕らの手が届かない所は頼らせて下さい。

 

どうか、子どもの苦しみに寄り添ってあげて下さい。



もう一度言います。


子ども達に僕らができること



それは

 

子ども】を、厳しい社会で耐えられるように育てる事じゃなく

 

社会】を、誰だって自分らしく生きていけるように変える事です。




子どもにとって一番身近な社会は、家庭であり学校です。

多くの子ども達にとって、親や家族、教師や友達が社会です。



『子どもにとっての社会を変える事』というのは、私たちが変わる事です。


理不尽な社会に合わせて子どもを変えるのではなく、全ての子どもが自分らしく生きていけるように私たちが変わりましょう。



明日の朝を、全ての子ども達が安心して迎えられますように。


朝日に包まれて、幸せな一日が始まりますように。


おやすみなさい。